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2018/03/04

WOWOW「帝一の國」感想

 原作は読んでいません。予備知識なしで見ましたが、本作はマンガ原作の映画としては飛び抜けて面白いと言えるのではないでしょうか

 まず、役者がいいですね。主役の帝一を演じる菅田将暉、全力でおバカな役を演じていますが、ちっとも暑苦しくなく、むしろ爽やかです。これってすごくポイント高いと思います。なかなかこういうことが出来る役者さんは、いないと思います。

 脇を固める男子たちも、タイプが色とりどりに揃っています。特にライバル役がみな素晴らしい。女性は目移りするのではないでしょうか。学園祭で、その生徒会のそうそうたるメンバーたちが、ステージ上、皆ふんどし一丁で太鼓を叩くパフォーマンスがあります。それを見た女性がくらくらっと倒れる演出がなされていたのですが、まったく不自然さを感じさせません。それくらいに皆さんおしりが魅力的です(笑)。かように、皆主役を張れるであろう若手男性俳優を、惜しげもなく脇役で使って、しかもおしりを(これも惜しげもなく)丸出しにさせている点が、本作の最大の魅力でしょう。

 それだけでなく、菅田将暉の父親役を演じる千葉雄大の、苦み走った表情が、本作にビターな隠し味を加えています。現実にはありえないような採点シーンも、千葉雄大の演技のおかげで、ぐっと引き締まったものになっていました。

 また、構図的に「あ、これはきっと原作にあるんだろうな」と思わせるような、パースをぐっと強調したものがちょくちょくあり、いいスパイスとなっていました。

 男性キャラが皆素晴らしかったのに対し、女性キャラがやや弱かったような気もします。このあたり、原作はまだまだ続きがあるようですし、本作の評価も非常に高いことから、きっと続編が撮影されることでしょう。というわけで、今から楽しみに待っていたいと思います。

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