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2016/07/11

Perfumeは「三国志」? それとも「項羽と劉邦」?

 先日、ケン・リュウ氏の新作「蒲公英王朝記 巻ノ一」を読んだ。「項羽と劉邦」をSFファンタジーとしてリライトしたものらしい。当時、戦車や弩弓の威力が飛び抜けていたために中国全土を支配できた秦とは違い、本作では飛行船を駆るマピデレ皇帝が、世界を統一する。そして巻ノ一は、項羽の叔父、項梁が死ぬところ(作中ではマタ・ジンドゥの叔父フィン・ジンドゥとなっている)で終わる。巻ノ二ではいよいよ韓信役の誰かさんが出てくるのだろうかと期待したところで、ふとTeam  Perfumeって劉邦たちに似てるよな・・・とか思ったりしたのだ。

劉邦 (漢帝国の高祖・・・最初の王様)
無学な人物だが、どこか「放っておけない」と思わせる可愛げがある。周囲の人間に「自分がどうなろうと構わない。この人だけはなんとかしなければ」と思わせてしまう魅力を備えている。劣勢であっても劉邦の軍勢は常に明るく、そこだけ陽が照っているような不思議な陽気さをたたえ続けた。

(Perfumeの三人、特にあ~ちゃんと共通点多し)

蕭何 (劉邦の宰相)
数学に明るく、劉邦が項羽と戦っている間、補給や内政など後方支援に尽力した。早くから劉邦の人徳に着目し、秦帝国崩壊時のゴタゴタの合間に、様々な演出をほどこして劉邦を沛という町の長官にかつぎあげた。宰相として劉邦をよく補佐し、後の漢帝国の政治体制の基礎を築き上げた。

(売れる前のPerfumeを、ライブハウスを中心に出演させて洋楽ファンを引きつけることに成功したマネージャーのもっさんや、三人の髪型を固定化することでファンの記憶に残るよう演出したアートディレクターの関さんと共通点多し)

張良 (劉邦の軍師)
劉邦と巡り会ってその性格に惚れ込み軍師となり、戦下手な劉邦のために外交を担った。常に先手を読み、物事が始まる前に勝負をつけるという思考で戦略を組み立てた。一生涯にわたり、劉邦の最良の相談相手であった。

(MIKIKO先生と共通点多し。Perfumeの三人と巡り会ってその性格に惚れ込み三人のダンスの先生となり、身体が固く筋力も全くなかった三人のためにダンスの基礎を徹底的に仕込んだ。常にどうすれば日本人らしさを表現できるかを考え、独創的な振り付けを編み出した。今もPerfumeの三人からは「先生」と呼ばれ、三人の最良の相談相手である)

韓信 (劉邦配下の武将)
蕭何によって大将軍に抜擢され、以後漢軍の総司令官として活躍する。劉邦の命を受けて北方を転戦し、その天才的な戦術によって北方諸国を短期間の内に鮮やかに平定した。その作戦は「背水の陣」「半渡に乗じる」「四面楚歌」など、今も故事成語として語られる事が多い。圧倒的軍事力を誇る項羽軍に対し、劣勢に追い込まれていた漢軍が反撃するきっかけを作った。

(中田ヤスタカ氏と共通点多し。Perfumeの音楽プロデューサーに抜擢され、天才的な楽曲の数々によって3年という短期間の内に鮮やかにオリコンランキング1位を獲得した。乱立するアイドルグループに対し、劣勢に追い込まれていたPerfumeがアーティストとしての地位を確立するきっかけを作った)

陳平  (劉邦の謀臣)
ずば抜けて頭の働く男。魔術のような奇策を考えて幾度となく劉邦を危機から救い、張良と共にその智謀によって漢軍を大いに支えた。

(魔術のような演出でPerfumeを支えたライゾマティクスの真鍋大度氏と共通点多し)

(以上、司馬遼太郎氏の「項羽と劉邦」を参考)

「三国志」だと、劉備、張飛、関羽の三人が「桃園の誓い」で兄弟のちぎりを結ぶシーンがあるが、これなど、アクターズスクール広島で三人がPerfumeを結成したシーンとイメージが重なる。

「三顧の礼」で諸葛亮孔明を軍師に迎えるところも、事務所に頭を下げてMIKIKO先生を自分たちの振り付け師にしてもらったエピソードと重なる。

いかがなもんでしょ?

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コメント

リライトといえば、
7月2日からテレビアニメ「Rewrite」が
始まりました。
ぜひ見てみてくださいね♪

投稿: koko | 2016/07/13 20:35

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