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2014/12/20

伊坂幸太郎「アイネクライネナハトムジーク」感想

 ボクシングを見るのが好きなので、本作はすっかりはまってしまいました。ロープに追い詰められたチャレンジャーが、一瞬の隙を逃さずストレートを放つシーンでは、西岡利晃VSノニト・ドネアの世界戦を思い出しました。

 ついでに私は斉藤和義氏も好きなので、本作はますますツボに・・・。なんだか本当に斉藤さんが、地下鉄駅近くの路上で商売やっていそうな気がして・・・。

 以前伊坂氏は、別の作品で、ATMの操作に手間取る女性を、周囲の非難から救う手段を述べられていました。本作では、クレーマーおじさんにからまれた女子高生を救う手段が述べられていて、どちらも実際に使いたくなってしまいそうな手段なので、いつか使ってやろう! とウズウズしてきて困りました。いや、うかつに使ったら、まずいことになりそうだというのはわかってるんですよ(笑)。

 ところで5作目の「メイクアップ」は、その後どうなったのでしょう? これ、続編あるんでしょうかね? 

『自分が審判役になっちゃうの。格好いいとか、ださいとか。その審判をするのも、何をやるのかを決めるのも、わたしです、ってポジションをいつの間にか取ってるんだよね。(略)・・・しかもそういう子は情報戦に長けてるからさ、自分が嫌われそうな雰囲気を察知したり、別の同級生が台頭してくる気配があると(略)・・・いち早く情報戦を仕掛けるわけ。台頭しそうな子のマイナスになるような噂を流したり、自分の味方になったほうが得だっていうムードを作ってね』

いや、職業柄この手のタイプの女の子、いっぱい見てきました。天罰下ってほしいです。お願いします伊坂先生!

 

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