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2014/04/06

DVD「タイピスト」感想

 秘書をタイピスト世界大会で優勝させるべくコーチする若社長の話です。1950年代のファッションや小道具、音楽が随所に出てくるのですが、それらが実にカラフルで魅力的です。

 保険会社の若社長ルイには好きな女性がいるのですが、彼女は親友の妻となっている。ルイは彼女を今でも愛しているのですね。でも親友の妻だから手は出さない。この部分が秘書ローズとの仲を深めていく際の障害となっているわけです。おかげでベタになりがちなこの手のサクセスストーリーに、深みができていると感じました。

 ルイはローズの気持ちを知りながらも、ドライにコーチ役に徹する。おかげでローズはどんどんタイピングのスピードがあがり、大会を勝ち抜いていく。

 ローズを特訓するエピソードがいくつかあって、日本人的には「あしたのジョー タイピスト版かい?」と突っ込みたくなるのですが、おもしろいと思ったのが、ローズにピアノを習わせるところ。それまでべたっと伸ばした指使いだったのが、ピアノが上達するにつれ、くるんと内側に丸まった指使いに変化していきます。このほうが疲労が少なく、何時間でもピアノを弾いていられるらしいのですね。タイピングにもまさに必要な技術! 理にかなった特訓方法だなあと感心しました。

 また、ローズのライバル役の女性達が、実に魅力的なキャラの方ばかりで、たいへん楽しませていただきました。娯楽映画として、まず第一級の作品ではないかと思います。

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