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2014/01/11

DVD「スタンリーのお弁当箱」感想

 インド映画。でも歌とダンスは控えめ(笑)。かわりにおいしそうなインド料理がこれでもか! と出てくる映画。見ていて幸せになれる。

 少年スタンリーはある事情から、お弁当を持たずに小学校に通っている。昼休みになると、たいてい水道水をがぶ飲みして、空腹を紛らわしている。(お弁当を持って来れない事情は後半に明かされるので、ここでは伏せておく。)そのスタンリー、人気者なので、友だちがお昼になるとスタンリーにお弁当のおかずをわけてくれる。このお弁当箱が、日本と違っていて面白い。円筒形の入れ物をタワーのように積み重ねてある。中には様々なインド料理が入っているのだが、映画ではその調理シーンがあり、見ていて思わずごくりとつばを飲み込んでしまう。熱した油に様々な色の香辛料を入れ、肉を加え野菜を加えて炒めていく。実にカラフル! 食べ方もお箸を使う日本式ではなく、直接手でつまんで食べる。最初見たときは、「ちょっとそれ不衛生なんじゃない?」とか思ったのだが、だんだん見慣れてくると、この食べ方のほうがなんだかおいしそうに見えてくるから不思議だ。

 さて、ここに食い意地の張った先生が出てきて、ドラマは動き出す。なんとこの独身メタボ先生、作るのが面倒くさいからと言って自分のお弁当を用意せず、かわりに生徒たちのお弁当を横取りするのだ。さらにこの先生はスタンリーに言い放つ。

「お弁当を持ってこれないヤツは、明日から学校にくる資格はない」

どんだけ客観的判断力のない人なんだ。ホントにこんな先生インドにいるのか? かなり嘘っぽい。

 それを差し引いて見ても、映画の後半はなかなか泣かせる展開である。設定そのものはよくあるパターンなのだが、とにかく登場人物たちの眼差しがみな優しいのだ。メタボ先生以外は皆いい人すぎるのである。このあたりもちょっと嘘っぽい。本当は他にも腹黒な人いるだろ? とか思ってしまうのだが、それでもどうかスタンリー君には、この性格の良い人たちに囲まれまっすぐスクスク育ってほしいと願わずにいられないのだ。

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