« 佐藤健太郎「炭素文明論」感想 | トップページ | 水口さんともっさんの共通点 »

2013/11/03

DVD「さよならドビュッシー」感想

 亡き母はドビュッシーを好きだった。特に「亜麻色の髪の乙女」とか「月の光」「沈める寺」とか。レコードを聞きたいというので、高校生の頃こづかいを貯めて買い、誕生日プレゼントにした。以来、ドビュッシーはよく聞く。
 本作は数年前に原作を読んだのだが、トリック(あれはトリックと言うのか?)に、あまりに無理があり、あきれた記憶がある。だから、映画化されたものを見るつもりはなかった。のだが、ヒロインを例の! 北三陸鉄道のユイちゃん(橋本愛)が演じる! というので観ることにしたのだ。
 ピアノの先生がトリック(?)を見破るあたり、やっぱり無理があったりして、でもそういう所に、いちいち文句言うつもりはないので(先ほど述べたように、そもそも原作が・・・)ひたすら北鉄のユイちゃんを見ていた。
 「あまちゃん」では、能年玲奈とのダブルエース効果が絶大な威力を発揮したが、ピン(単独)では果たしてどうか? 演技的には、まだ年齢相応。一つのパターンしかできない感じだが、アゴのエッジがぴんとたったラインといい、鼻の二段ドロップの角度加減といい、若い頃の柴崎コウを思い出させる。今後が楽しみな女優さんである。
 ピアノの音がもっと美音だったらよかったのだが。自宅の練習室なら、もっと直接音のアタックが強く支配するだろうし、コンサートホールなら、もっとホールエコーが加わるはずなのだが。一体どういう録音をしたのだろう? ピアノの先生はなかなかの役者さんをキャスティングしたのに、このあたり、バランスの悪いことである。

|

« 佐藤健太郎「炭素文明論」感想 | トップページ | 水口さんともっさんの共通点 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/49249/58509013

この記事へのトラックバック一覧です: DVD「さよならドビュッシー」感想:

« 佐藤健太郎「炭素文明論」感想 | トップページ | 水口さんともっさんの共通点 »