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2013/08/25

映画「ガッチャマン」感想

 まずビジュアルから。
 ヒロイン二人、コスプレが似合いません。
 ベルク・カッツェ。巨大なお面をかぶっているので、下手すると四頭身くらいに見えてしまう。八頭身美人がかぶれば多分それなりのバランスで見えるのでしょうが、初音英莉子は残念なことに・・・。
 ジュン。ドレスの胸元をわざと見せて誘惑するシーンがあるのですが、剛力彩芽は残念なことに・・・。アニメのジュンは、もっとメリハリのあるボディだったと思うのだが。
 もっと他に適役いなかったの?

 次に脚本。
 ガッチャマンたちは、人類救出の指令と仲間の救出と、どちらを優先するかで、しょっちゅう葛藤する。普通そこで迷っちゃだめでしょ? それに、仲間が殺されて冷静さを失い、敵の待ち受けるまっただ中へ、なんの準備もなく飛び込んでいく。普通しないでしょ? まがりなりにも訓練を受けたプロフェッショナルな五人組のはずなのに、こういった基本的な部分でつまずきまくる。まるでシロウト軍団。仕事っぷりも、時限爆弾解除シーンやパーティー潜入シーンなど、すぐ調子に乗って油断し、ミスするというパターンが繰り返されます。プロフェッショナルじゃないなあとため息・・・。一体どんな訓練受けたら、こんなアマアマなチームができるんだ?

 同じタツノコプロの実写版なら、「ヤッターマン」の方が、はるかにデキは上。ヒロインの深田恭子はナイスバディだったし、ヤッターマンの仕事っぷりもクールでスタイリッシュ。ギャグも楽しかった。

 そもそも敵を倒すのに、なんであんなに肉弾戦ばかり? いちいち殴ったり蹴ったり・・・。冒頭シーンで敵の結界を破る武器の存在を示したんだから、それ使って瞬殺すればよいのでは? そもそも科学忍者隊なんだから、もっと科学的な武器たくさん使って頭脳的に闘ってください。肉弾戦は力持ち担当の竜君だけで結構。

 ギャグセンスのなさにもがっかり。笑えない台詞が次々に出てきます。一番おもしろかったのは、本編が始まる前に流れた、主役の桃李君を紹介するアニメ。あれは笑えた。シナリオあの人に書いてもらえばよかったのに。
 あ、中村獅童はよかったです。存在感ありまくりです。
 ラストシーンはお決まりの「○○まであと○分」パターン。ああそれなのに、ガッチャマンたちは肉弾戦でダメージ受けすぎて、まともに歩けませんっぷりをこれでもかとオーバーに表現。見ていてイラッとフラストレーションがたまります。
 しかもしかも、エンドロールの後、なんと続編への布石が・・・。え、こんなに不出来な作品なのに続編作ろうってか? 開いた口がふさがりません。
 全体的に、キャスティング、シナリオともに、監督の力量のなさがよくわかる作品でした。

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