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2013/03/24

DVD「崖っぷちの男」感想

 朝通勤しながらFMをカーラジオで聞いていると、こんなCMが流れてくる。
「(社長?)諸君、我が社の経営は崖っぷちにある。今こそみんなで力をあわせてこの崖を切りくずそうじゃあないか」「(社員?)崩しちゃだめだろ、崖」「ふぁいとおおお」「いっっぱああああああつ」
 本作もそんな話なのかと思っていた。
 主人公はビルから飛び降り自殺しようとする。彼は無実の罪を着せられており、それを晴らすために、自殺パフォーマンスを演じているらしい。当然これは陽動作戦で、マスコミや警察等の視線を自分一点に集中させ、その間に別働隊が動いているわけだ。だから崖っぷちに立たされているわけじゃなくて、自ら崖っぷちに立っている。まずこの点が大きく違う(笑)。
 この別働隊シーンは、名作「黄金の七人」や「ミッション・インポッシブル」を思い起こさせる。ハイテク機材など周到な用意や、秒単位の進行、プランAが実行不可能だった時のためのプランBの存在など、頭脳的なドラマが描かれ、ハラハラドキドキする。
 しかし、本作はラスト近くでいきなり単純なアクション映画に変化する。計画が失敗に終わり、本当の意味で崖っぷちに立たされた主人公はそこで崖を・・・いや、そんな大技が通用するんなら、前半の綿密な計画はなんだったの? と言いたくなったが、ラストはすっきり、そこそこ楽しめたのでよしとしよう。
 主人公の弟役をジェイミー・ベルが演じる。名作「リトルダンサー」でバレエ踊ってた男の子。懐かしい。本作でも一瞬だけ踊るシーンがあるので注目。

 そんな彼もすっかり大人に成長。ラテン系美女にプロポーズするのだが、その時に差し出す婚約指輪・・・それって、きちんとまじめに働いて買ったダイヤなの? ひょっとして金庫から失敬してない?  今後の結婚生活が不実なものになりそうな予感がしたのは私だけかなあ(笑)?

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