« かしゆか&ホワイトタイガーの赤ちゃんat白鳥動物園 | トップページ | DVD「プロメテウス」感想 »

2013/03/02

DVD「プンサンケ」感想

 韓国と北朝鮮を行き来する謎の男、プンサンケが主人公。たったの3時間で、北から韓国へ荷物を、時には人間も運びます。

 南側の工作員がプンサンケに、約束の時間(3時間)に遅れた! と文句を言うシーンがあるのですが、プンサンケが自分の腕時計を示し、2時間57分で戻ったことを示します。プンサンケの時計のメーカーを見たもう一人の工作員が「セイコーの方が正確だ」と言うシーンは笑えました。時代設定がだいぶ前なのかと思いましたが、それにしては自動車は最近のモデルだし、普通にコンパクトなデジカメ使ってるし、はて、韓国の工作員は今でもそんなに不正確な腕時計を使っているのでしょうか? 一方北側工作員が「金正日総書記万歳」と叫ぶシーンもあったりして、時代設定がよくわからない映画です。

 南北の分断とラブロマンスを絡めた映画といえば「シュリ」が思い出されますが、本作の主人公プンサンケは、ベタ甘ラブロマンスとはかなり違い、ひたすら寡黙です。っていうか、ひと言もしゃべりません。過去に舌でも引っこ抜かれるような拷問でも受けたのかと思いましたが、しゃべると北か南か、方言でわかってしまうので、一切しゃべらない設定にしたそうです。 拷問と言えば、本作、過激な拷問シーンが何度も出てきます。見ているだけでとても痛いです。そういうのが苦手な人にはお勧めしません。

 南北を隔てる38度線の国境線は全長240キロほどあるらしいのですが、その全てに、この映画のような監視がついているのでしょうか? ものすごく人件費がかかりそうです。これだけで、軍の年間経費がどれほど必要なのでしょう。

 映画の後半で、プンサンケは、女を殺された恨みを晴らすため、北と南の工作員を地下の密室に閉じ込め、わざと闘わせるように仕向けます。ドアの下の隙間から銃を差し入れたりして、争いをエスカレートさせたりするのです。地下室から生きて出たければ、休戦協定を結んで一致団結するべきなのですね。実際そうなりかけるのですが、結局工作員たちは、土壇場で相手側を信用できず、悲惨な結末を迎えます。監督インタビューによれば、ここは笑うシーンらしいのですが、いやぁ全然笑えませんでした。

 韓国は、南北統一問題の他にも、中国とロシアとアメリカを相手にバランスよく外交を繰り広げなくてはならない、ものすごく大変な地理的条件にあると感じます。その上さらに日本まで敵に回さなくてもよさそうなものですが、そこんとこどうなんでしょう?

|

« かしゆか&ホワイトタイガーの赤ちゃんat白鳥動物園 | トップページ | DVD「プロメテウス」感想 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/49249/56871912

この記事へのトラックバック一覧です: DVD「プンサンケ」感想:

« かしゆか&ホワイトタイガーの赤ちゃんat白鳥動物園 | トップページ | DVD「プロメテウス」感想 »