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2011/12/11

映画「怪物くん」感想

 「欲望渦巻くカレーの王国・・・今ワガママは伝説になる」というキャッチコピーの、娯楽映画です。

 怪獣ランドを飛び出た怪物くんたちが、竜巻に巻き込まれて着いた国。地図では明らかにインドの筈なのに、全然インドじゃありません。エンドロールを見ると、なんとインドロケをしたことになっており、びっくり。どこがインドだったんだ? と妻に聞くと、「象が出てくるシーンがそうなんじゃないの? 日本に象呼んで撮影するより、インドの象使いのところに行って撮影する方が安いでしょ」なるほど。

 ところで来年の干支は龍でしたよね。本作も怪物くんたちの乗り物として龍が出てくるんですが、怪物くんに「お前、山羊だろ」とか言われます。いや見事に情けない造形です(特に足)。その他あちこち、とにかく徹底的にリアルさを遠ざけた作りになっていて、潔いです。

 シナリオはわかりやすく、先の先まで展開が読めます。でもデモキンとデモリーナが、自分たちの世界にどっぷり浸かる辺り、ややもたつき感があるのは否めません。デモキン様、「勝手にやってろ」なんてかっこいい決めゼリフ言ったにしては、その直後ずいぶんと油断なさるのです。デモキン様ともあろうお方があのような失態・・・できればもっとスッキリとしたシナリオにしてほしかった。まあネタバレになるのでこのへんで自粛。

 残念なのは、川島海荷。テレビシリーズの時の美少女は一体どこへ? 年齢的に少女から大人の女性へと変化する過程にあり、ウェイトコントロールがもっとも難しい年頃なのでしょう。特にアゴの下のラインが残念。インド(じゃないけど)のお姫様役だから、ふくよかでもよいのだと言われれば、まあそうかなと。

 大野君の怪物くんは、まさにはまり役ですね。表向きワガママな、でもその内側にちょっとシャイな陰が見える表情が、最高です。 

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