« DVD[奇跡」感想 | トップページ | 堀江敏幸「なずな」感想 »

2011/12/25

DVD「ミスター・ノーバディ」感想

 近未来SFのようです。人類は科学の進歩によって不死となったのですが、たった一人、老衰で死ぬ男がいて、その最期の様子を全国に生中継されているというような始まり方をします。

 老人の名は「ニモ・ノーバディ」。自分のこれまでの人生を医者や取材記者に語るのですが、途中でいくつか人生の分岐点があるのです。まずは両親の離婚。母親について行くか、父親と暮らす方を選ぶか。両方の人生が語られます。まあ、どっちもそれなりに不幸なんですけど。

 で、次の分岐点は結婚相手。これはなんと三択になっています。贅沢な野郎だな(笑)。あの子を選ぶとこうなり、この子を選ぶとこうなる・・・っていうか、最初っから一番好きな子は決まってるんだから、素直にその子を選ぶ人生だけでよかったんじゃないの? なんで他の選択肢もいちいち語るわけ? どうせ不幸な結婚生活になるのがわかってるのにさ・・・というような、いわゆるパラレルワールドものです。

 で、結局、どれが彼の本当の人生だったのかは、わからずじまいで本作は終わります。っていうか、途中で本人こんなこと言ってました。いわく「選択したら他の可能性が消えてしまう。選択しなければ、無限の可能性が残る」ってことは、おいおい、これまで語った人生は、全部選択してない無限の可能性とやらですか? 全てじいさんの妄想なんですかい?

 でも、じいさん、ラストは結構幸せそうに死んでいくのですね。人生5~6回分はやりなおしてる感じですから、そりゃあ充実感もひとしおでしょう。よかったよかった。

 途中に出てくる火星移住船が、なかなか美しかったなあ。きっと、金かけて作ったんだろうなあ。

|

« DVD[奇跡」感想 | トップページ | 堀江敏幸「なずな」感想 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/49249/53569410

この記事へのトラックバック一覧です: DVD「ミスター・ノーバディ」感想:

« DVD[奇跡」感想 | トップページ | 堀江敏幸「なずな」感想 »