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2011/05/14

DVD「君に届け」感想

 コミック原作だそうで、しかもものすごく売れてるそうですが、読んだことありません。主演が多部未華子なので観ることにした次第です。最近は演劇でなにやらすごい賞を受賞したようで。また、テレビドラマ「デカワンコ」では、犬並みの嗅覚を持ち、ゴスロリファッションで事件を解決するという、なんだか弾けたキャラを演じ、視聴率もなかなかよかったようです。
 さてその多部未華子、本作では小学生の頃から長い髪で顔をほとんど隠し、同級生には「貞子」と呼ばれ、3秒以上目を見たらやばい などと言われ接触を避けられて、そのため人付き合いをほとんどしたことがない天然純真キャラという役所。これはちょっと現実離れした設定で、コミックならありでしょうが、いざ実写となるとやはり不自然さはなんとも仕様がありません。現実なら、「暗くてトロい」弄られキャラあるいは虐められキャラにしかならないと思います。
 多部未華子という女優は決して美人ではありません。確かに目は大きいでしょうし、顔の輪郭は彫りが深いでしょう。が、決して美人ではない。身長も低く、決してナイスバディではない(多部未華子ファンの方すいません)。だが、そんなことに関係なく、とても魅力的な女優だと思います。私は「ルート225」のころから彼女を見ていますが、最大の魅力は表情の変化でしょう。その瞬間、彼女の周囲の空気が一変します。本作でも、桜の花を見上げるシーンで、まるで奇跡のような表情の変化を見せてくれる。三浦春馬君がそれを見て彼女に一目惚れするのも肯けます。(もちろん、他にも、彼女が一日一善を健気に実行しているとか、今時こんな純情な子いないだろと突っ込みたくなる性格だとか、そういった部分も大きいんでしょうけど。)

 ストーリーは、天然純真良い人キャラなんだけど人生経験ゼロに近いヒロインを、周囲の友人達が、少しずつ成長させていこうといろんなお節介を焼く。ところがそうこうするうちに、彼女の性格の影響を受け、みんないい人になっちゃうという感じで、大変心温まるお話です。

  ちなみに「デカワンコ」を見ていて気づいたのですが、多部未華子は左右の眉を独立して自由自在に動かすことができるのですね。

 なんだかんだ書きましたが、本作は多部未華子ファン必見の一作です。

  

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