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2010/12/12

DVD「食堂かたつむり」感想

 原作は以前読んだことがあります。まあまあおもしろかったような記憶があるのですが・・・はて、どうだったかな?

 さて本作ですが、名作? いや迷作? いきなり故郷の山(おっぱい山とかいうんですけど)が、そのまんまおっぱいの形して出てくるって・・・。しかもご丁寧に乳首の形まで繁みで型作ってくださってる・・・。ありえんでしょう。飲んだ人の心が温まるジュテームスープ、その器がそのまんまハート型って・・・。これもありえん。演出がストレート過ぎます。お茶漬けに対する感謝の気持ちが一万円札、ありえん。しかもその時、ヒロインは客の反応を気にしすぎだろ。あんなおっさん、無視して超然としててください。

 ・・・などなど、部分的にはいい演出もあるのですが、がっかりな演出も多く、やっぱり迷作です。ヒロインの柴崎コウが結構すっぴんで(完全にではない)がんばっているのはよかったし、料理で未亡人が生き返るシーンもよかったんですけどねえ。

 オープニングはミュージカル調にスタートします。ヒロインが田舎での自分への風評に耐えきれず(「あなたは不倫の子だから倫子~♪」とか歌うんですね)、都会に出て行き、おばあちゃんに料理を教わり、インド人と料理店を開くため貯金したはいいけど、全額だまし取られ、ショックのあまり声が出なくなる。というあたりまでが、ミュージカル調で進みます。不自然に強調された色づかいもあり、なんだか「嫌われ松子の一生」ですか? などと思ってしまいました。

 冷静に考えてみれば、母親の、娘に対する屈折した愛情表現が、そもそも間違ってるような気がします。本作は、母娘の和解というハッピーエンドで終わってますからいいようなものの、普通あんなふうに娘を育てちゃいかんだろ。と思うのですがいかがなものでしょう? 

 あと、1日に一組の客しか受け入れないレストランという設定も、なんだかなあ。お代としていくらいただいたら赤字にならずにすむんでしょう? ていうか、魯山人じゃあないんだから、そんな商売しちゃいかんだろ。一体何様のつもりだ?

 これって、映画よりもむしろ原作のほうに問題があるのでしょうかね???

  なんだか「ありえん」「いかんだろ」だらけの感想になってしまいました。すいません。

 

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