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2010/04/04

蛇蔵&海野凪子「日本人の知らない日本語2」感想

 ベストセラー第2弾です。漫画が基本ですが、「やってみよう!日本語テスト」のコーナーや「日本語こぼれ話」「畳化(たたみか、と読む。フランス語の新語で、外国人の「日本化」をさす)したと思う時」コーナーなどバラエティに富んでおり、大変勉強になります。

 たとえば「日本語テスト」のコーナーでは、日本の伝統的な色の名前が出てきます。「くちなし」とはどんな色か? と聞いてきて、答えは巻頭カラーページ何コマ目の背景の色です・・・とか、編集上の工夫もすばらしい。

 たとえば「日本語こぼれ話」コーナーでは「日本語教師になるにはどうしたらいいの?」という質問に対する回答があります。いくつかの資格について述べた後「はっきりいって儲かる仕事ではありません」など、14歳のハローワークの夢も消えるようなことが書いてあったり(笑)。

 たとえば「畳化したと思う時」コーナーでは、「あいまいな回答をしてしまうとき」などとあり、日本と海外を比較することで、日本独特の文化がくっきり浮かび上がって見えたりします。

 また、全体をとおして読むと、この職業は、国語の成績が優秀なだけでは、なれないんだというのがよくわかります。むしろ日本の文化や歴史に精通していないと、優秀な生徒たちの質問攻めに答えることはできないようです(ここで言う文化とは、伝統文化だけではなく、アニメなどややオタクな文化も含みます)。

 今回特に勉強になったのは、敬語の教え方について。中学の授業で教える伝統的なパターンとは違い、3ステップに分けて尊敬語を教えるようです。わかりやすく、大変刺激を受けました。なるほど、こういう教え方もいいかも。

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