寄藤文平「元素生活」感想
イラストレーターの寄藤さん、今度は元素で一冊描きました。
元素というと「スイヘイリーベボクノフネ」で憶えさせられた、例の118ある元素周期表が頭に思い浮かぶ人も多いと思います。本書はあれを、118人のさまざまな姿形の人型キャラクターで表現。元素を14の性質に分ける際、見た目でわかりやすくするため、髪型を14用意してあったり、原子量を体重(ガリとデブ)で表現してあったり、見た目で元素の性格がわかるように様々な工夫が施されています。自分のよく知っている元素が、どんなキャラで表現されているか、それを見るだけでも楽める一冊です。
さらに、一つ一つの元素が、今どんな分野で活躍しているか、簡単なコメントが載せられています。へえ、この元素はこんな分野で重宝されているのかと、新鮮な驚きがあります。ただ、元素番号が100番超えるあたりからは、天然には存在しないためか、コメントもどんどん少なくなり、112番の「ウンウンビウム」以後の「ウンウン」シリーズはコメントすらありません。名前は怪しさ大爆発なんだけど、一体どんな元素なんだ(笑)? 知りたい!
最後の方で、レアメタルの獲得が今後の日本の産業の命運を握っているという、最近よく話題になっている話が出てきます。中国大陸でしか採掘できないレアメタルがかなりあり、しかもそれがないと、日本お得意のハイテク産業が成り立たないらしいです。ケータイ(レアメタルをたっぷり含む)のリサイクルも本腰入れねばならない時代が目前まで来ているのかも。


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