« DVD「デトロイト・メタル・シティ」感想 | トップページ | 映画「おくりびと」感想 »

2009/10/04

DVD「フィッシュストーリー」感想

 伊坂幸太郎原作ですが、未読です。まったく時代も場所も違う4つのストーリーが、ラストで一つに収斂していく、伊坂さんお得意のパターンでした。結末からストーリーを作っていくんでしょうかね。でも伊坂さん、このパターンは別のお話でもっと効果的なのがあったような気がします(ラッシュライフ)。

 レコード屋に来ているお客の兄ちゃん、実に煮え切らない性格に設定されてますが、原作もこんな半端な役だったんでしょうか? 地球最後の日に、レコード屋でぷらぷらしてるにしては、感情の起伏が激しすぎるし、生への執着が、ありすぎなんですけど。

 ボーカル役高良健吾君の歌は抜群によかったです。それに「これは誰かに届くのかな? なあ、誰か聞いてんのかよ。今このレコード聞いてるやつ教えてくれよ。届いてんのかよ。これ、すっげえいい曲なのに、誰にも届かねえのかよ。ウソだろ。この曲は誰に届くんだよ。」はしみじみよかった。まるでニューアルバム「⊿」出す直前の、perfumeのあーちゃんの心境みたいです(音楽雑誌「ROCKIN’ON JAPAN」のインタビューをご参照ください)。

 「僕の孤独が、魚だったら、巨大さとどう猛さに、鯨でさえ逃げ出す」の歌詞もおもしろい比喩です。意味ないとか言ってるけど、なんだか村上春樹の翻訳っぽいテイストがあるところがいいです。

 多部美華子が、やはりよかったです。「私こんなところにいるの場違いなんですけど」みたいな表情で、よたよた宇宙船に乗り込むところとか、ラスト寝ぼけ顔で「すいません」とかが、実にキュート。

 森山君、頼むからサービス業らしく、髪をもっとすっきりさせてください。

 濱田君の「立ち向かえよ。なんで帰れって言われて、帰ってんだよ」には大笑い。こういう役、ドンピシャではまりますね。

 あと、予言する晴子役は、バイオリニストの宮本笑里に似た、目の大きな美人さん。高橋真唯さんですか。憶えとこう。

|

« DVD「デトロイト・メタル・シティ」感想 | トップページ | 映画「おくりびと」感想 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/49249/46385846

この記事へのトラックバック一覧です: DVD「フィッシュストーリー」感想:

« DVD「デトロイト・メタル・シティ」感想 | トップページ | 映画「おくりびと」感想 »