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May 04, 2009

中村光児「ゴム銃オフィシャルガイドブック」感想

 表紙を見ただけでインパクトありすぎの本です。なんと、バルカン砲のように連射できるゴム銃の写真なのです。

 ゴム銃って何? いわゆる輪ゴムを飛ばす銃のことを指します。空気抵抗がなんちゃららなため、有効射程距離はほにゃららら・・・など、たかが輪ゴムの銃のはずなのに、かなりミリタリー的なマニアックさで一杯です。

 巻末にある作者の顔写真を見ると、優秀なエリート企業の重役っぽいおじさんの雰囲気が伝わってきます。会社ではきっと、たくさんの社員に指示を出しているであろう人が、オフではこんなマニアックな趣味に熱中して、しかも日本ゴム銃射撃協会会長までやって、そのうえこうして本まで出している・・・想像すると、なんだかほのぼのしてきます。

 内容は、会員たちが工夫を凝らして造ったゴム銃の紹介や、作り方必要な工具など。さらに、引き金の仕組みだけでも何ページにも渡って詳しく説明され、連射システムの図面から、照準の付け方のコツまで載っています。おまけに、コピーすればすぐ造れるようにと、板取図まであるという親切さ。

 作者は子供の頃、自作のゴム銃で魚屋の蝿をハントして遊んでいた(ちゃんと魚屋の主人の許可を得て)そうで、ゴム銃を使って蠅を撃つ際の注意点も、やたらとリアルです。いわく、「昆虫を狙うなら、直接命中させるよりも、壁や床に命中させ、その反射(跳弾)で仕留めなさい」とか「頭だけを狙える距離にまで近づいて撃て! うっかりお腹に命中させたら、あんな不都合やこんな不都合が生じて・・・」とか。このあたり、気持ち悪いので具体的には書きません(きっぱり)。

 ゴキブリも、一撃で倒せなかった場合は、これは蠅よりもっと大変なことになるのでうんぬん・・・。手負いのゴキブリが体液まきちらしながら、よたよたとこちらに向かって飛んでくる図を想像してしまえる人は、あまり読まない方がいいかも知れません(笑)。

 

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