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2008/12/07

DVD「ダージリン急行」感想

 アメリカ資本のインド映画です。

 冒頭の急行列車に飛び乗るシーンから、まったく観客を煙に巻く演出で笑えます。父の死後、男3兄弟が急行列車で母親に会うため旅をするというストーリーのはずなんですが、勝手で子どもっぽい行動ばかりするため、中盤で列車から強制退去させられます。あとは歩いたりバスに乗ったり・・・タイトルの急行列車、一体どうした(笑)?

 兄弟のくせに外見がまったく似ていない3人。性格もまったくバラバラです。でも、3男の書いた短編小説を、次男がトイレで泣きながら読んだりするなど、ところどころに兄弟の仲の良さがちらりと見えたりします。また、長男が食堂車で弟たちのメニューを、全部勝手に決めてしまうあたり、いったいどういう専制君主的性格なんだ? と思ってたら、終盤で理由がわかります。たんに母親のやり方を受け継いだだけだったんですね。

 その母親がまた、勝手に行方くらまして「私はここで必要とされているの」とか、自分の居場所探しやってるもんですから、せっかく遠路はるばる母に会いに来た3兄弟はガッカリ。でも、そのおかげで3人とも、旅に出る前よりもちょっとだけ自立できたみたいだし、お互いの心の痛みもわかりあえたみたいだし、そんな映画です。

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