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2008/10/27

DVD「憑神」感想

 浅田次郎原作の小説を映画化したものです。

 時代は幕末。さえない武士である主人公に、3人の神様が次々に取り憑きます。一人目の貧乏神が西田敏行、二人目の疫病神が赤井秀和。二人とも立派なおっさんです。でも、三人目の死神はなんと女の子で、名前はおつや(お通夜)。笑える設定です。

 さて主人公、死神に取り憑かれ、死を身近に感じるようになってから、残された人生をいかに自分にとって意義あるものにするかを考えます。でもストーリーとしては当たり前過ぎて、ちょっと肩すかし食らった感じです。これって、難病系お涙頂戴物と同じパターンじゃないですか? ガンで余命半年とか宣告された人が、残された人生どう生きるか考えるようなストーリー、たしかたくさんありましたよね。

 「メメント・モリ(死を思いながら生きよ)」という言葉がありますが、人間交通事故や脳梗塞などで、いつ死ぬかわからないんだから、常に死神とご一緒してるようなもんですよね。「ああ、今日も無事生き延びちゃった。ラッキーだなあ。」くらいに毎日思っておくのがよろしいのではないでしょうか? 

 ラスト10分あたり、なんだか浅田次郎特有の美学(あざとさとも言う?)が鼻につく作品でした。こういうのに平気な人はどうぞ・・・。

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