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2008/09/20

DVD「全然大丈夫」感想

 邦画です。

 荒川良良初主演です。今までにも、「ピンポン(窪塚洋介主演)」や「ロボコン(長澤まさみ主演)」などで、一度見たら忘れられない脇役として登場していましたが、ついに主役ときましたか。

 ただ、実質的には木村佳乃がドラマの中心人物と言えます。カメラのシャッターがうまく押せない。エレベーターのボタンを押そうとして指を骨折する。商品の上にコーヒーをこぼしてしまう・・・マンガチックなほどドジな女性という設定で描かれています。だから、せっかく就職しても失敗の連続で辞職することに。

 そんな彼女が、良良君を中心とした、ちょっと大丈夫じゃない人たちとの交流の中で、少しずつ自分の居場所を見つけていくという、ほのぼの系ドラマが一本、中心にあります。でも、本作は随所に出てくるほのぼのギャグに価値がある映画とも言えます。特に、劇中で蟹江敬三が歌う「米の歌」には爆笑しました。この感覚は邦画「茶の味」の劇中音楽「山」と似ています。

 さて、本作に登場する、ちょっと大丈夫じゃない人たちは、劇中でそれぞれ第三者から、どこがダメなのかをズバッと指摘されます。「君はみんなから好かれようとする。八方美人だよ。」「いざとなると真っ先に逃げ出しちゃうし、人のことはさんざん批判するくせに、自分が批判されたら怒り出す。」「今まで、死ぬ気で何かに立ち向かったことあるか? ないだろ?」グサグサ刺さる言葉です。映画のタイトルは「全然大丈夫」ですが、セリフだけ聞くと、これはかなり大丈夫じゃない感じです。でも、何しろほのぼの系の作品ですから、このシリアスな展開も、ほのぼの~と、時にはギャグも交えて流れていきます。 

 ラスト近くに披露される、熊のぬいぐるみに抱かれる少女の絵がよかったです。 

 

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