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December 09, 2007

映画「天然コケッコー」感想

 邦画です。少女マンガが原作です。

 山陰は石見(いわみ)の片田舎にある学校が舞台です。複式学級と言って、一つの教室で違う学年の生徒たちが勉強する、そんな少人数の学校です。

 ヒロインは中学生の右田そよ。演じるのは夏帆。石見弁で、自分のことを「わし」と言いますが、「わし」と言っても、美少女はやっぱり美少女だなぁというのが正直な感想(笑)。原作ではそよは大根足らしいのですが、ついでに自分が美少女であることを、まったく自覚していないらしいのですが、演じる夏帆も実にその雰囲気をたっぷり持っており、ぴったりのキャスティングではないかと思われます。

 で、そこへ登場イケメン転校生大沢君。ラストで(ネタバレ)高校に進学した彼の姿が見られますが、その高校は今時珍しく、頭は坊主刈りという校則らしいのですね。で、坊主頭でもイケメンさんはイケメンさんだなぁというのが正直な感想(笑)。

 さて、ヒロインのそよは、イケメンの彼が着ているかっこいいジャケットが欲しくなって、もらっちゃうのですが、交換条件として、「チューしてもいい」と言うのです。「それって、売春と同じなのでは?」というのが我が家の娘(高2)の感想。

 ゆったりとした時間の流れと、「行って帰ります」に代表される石見弁のほのぼのさ加減。そして、田舎町の人々に多く見られる、お人好し度の高さ。少しばかり閉鎖的な人間関係。それゆえに、お互い細やかに心が通じ合う温かさ。そういったものがじわじわと感じられる映画です。ただ、あちこちのシーンにちらりと顔を出す寂しさが、この映画の価値を少しばかり高めていると思います。その寂しさの正体は、やがてこういうほのぼのとした世界が、この日本から一つ、また一つ消えていくんだろうなという予感から来るのだろうと思います。

 私の住む香川県も、かつてはあちこちに小規模のへき地校がありましたが、今では統廃合されて、ほとんどなくなってしまいました。田舎からどんどん子どもがいなくなっているのです。

 そんな今の日本にあって、この映画は絶滅寸前の天然記念物的な作品と見ることもできます。まさしく日本最後の田舎の天然系美少女物語・・・。

 「天然コケッコー」ってタイトル、実はそのあたりまで計算してるんでしょうか? 

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Posted by: 日本インターネット映画大賞 | January 01, 2008 at 09:43 PM

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