DVD「コーラス」感想
フランス映画です。
寄宿舎の不良生徒たちを、合唱の力で更正させるというパターンは、もう何年も前に「天使にラブ~」というハリウッド映画で使われていました。また、こういう映画では定番の、現場教師に無理解な校長もちゃんと出てきます。
この映画の魅力は、ですからストーリーにあるのではなく、出演者のナチュラルな演技、いや、出演者そのものにあるといってよいでしょう。
合唱を指導する音楽教師のクレマン・マチューと天使のボーイソプラノ、ピエール。そして戦争によって両親を失ったペピノ。この三人の魅力が本作品の最大の売りです。ショタコン心をくすぐる美少年たちの美声に、きっと世の女性たちはくらくらすることでしょう。
ハリウッド映画や日本のTVドラマと違い、演出がとてもナチュラルなところもいいですね。先生と生徒の別れのシーンも、実にあっさりとしたもんです。ラストシーンもそうですが、お涙ちょうだいのベタベタな演出ではないのに、じわっと感動。
そうそう、後から転入してきた非行少年は、結局最後まで非行少年のままですし。このあたり、日本の学園ドラマなら、別れのシーンはバスに乗る先生を生徒たちがどこまでも「せんせ~」と叫びながら追いかけるとか、ハリウッドなら非行少年も最後には心を開き、みんなと一緒に合唱コンクールに参加して優勝するとか(笑)するんだろうなと思います。
苦言を一つ。冒頭のシーン、大人になったピエールの指揮ぶりは、かなり嘘っぽいです。音楽に合わせて棒振ってます(笑)。指揮者は音が出る前に棒振らなきゃ~。
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